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あの有名ゲーマーのルーツや活動の想いを知ることが出来る、ムック『eスポーツマガジン Vol.2』全ページを読んでの感想

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2018年5月31日に白夜書房より発売されたムック『eスポーツマガジン Vol.2』にインタビューを掲載していただきました。各ページを読んだ感想を記録しておきます。

下記の各見出しはムックで使用されていたもの。

DetonatioN FocusMe - 世界へ羽ばたくために必要なこと

Ceros選手、Evi選手、Steal選手、viviD選手の4名にeスポーツライター・通訳のスイニャンさんがインタビューする内容。yutapon選手は予定が合わなかったのか不在。

独特な感じで言いたい放題のCeros選手に突っ込みまくるEvi選手、という会話展開がとにかく面白い。eスポーツ先進国とでもいうべき韓国から来ているviviD選手、Steal選手のプロ意識に対する意見などが興味深かった。

あとは、スイニャンさんがインタビューの方向性を修正しようと強引にコントロールしていくのが最高。ああいうところもインタビューに残すと味があるなあ。

JUPITER NOVA - 目指せ最高峰でのドン勝

PUBGで世界一を目指して活動する『JUPITER NOVA』インタビュー。 PUBGは4人チーム制が競技シーンのスタンダードだけど、社会人・学生という構成のためKairos4G、Middleee、oDAcc_i、yakou、ooF、NasTyの6人で活動しているとか。

世界とのレベルを縮めるために、練習時間を確保するために早く帰れる仕事に就いたり、韓国チームとのスクリムに積極的に参加しているという話など。

Winner CYCLOPS OSAKA - 最強覇者CYCLOPSその強さの秘密とは

『日本eスポーツリーグ2018 Winter』Overwatch部門を制したCYCLOPS athlete gamingでコーチ兼アナリストを担当するXQQさんへのインタビュー。

大会に向けてどのようなコーチングをしてきたか、Overwatchで勝つために必要な要素の話など。あとはコーチになってから改めてわかったことなどのところが好き。

XQQさん、次のクッキング配信待ってます。

ShoboSuke - 世界のゲームを遊び尽くすストリーマー

PUBG『DONCUP』実況を見てめちゃくちゃ面白い人がいるものだなーという感じで知ったShoboSukeさんのインタビュー。配信のキャリアが9年もあるそう。 継続して培ってきた配信スキルが、PUBGというモンスタータイトルを通じて多くの人に伝わったのはすばらしい。PUBG感謝します。 ShoboSukeさん、いつも笑顔で楽しそうですが配信を始めたきっかけのエピソードを読むと「え、そうだったんだ」という感じで驚きだった。

-ShoboSuke - https://twitter.com/shobolinco

Noppo - FPSプロの草分けが語った激動の半生

17歳でCounter-Strikeのプロを目指し、世界で一番ハイレベルなスウェーデンに留学。日本に戻りアジアチャンピオンを経て、台湾留学で中国語、英語をマスターしてハードウェア大手のNVIDIAに就職しeスポーツを担当という、ゲーマーとしては大成功なキャリアを持つNoppoさん。実際は簡単な事ではなく、かなり悩み決断をして今があることがインタビューを通じてわかる。

あとは、Noppoさんが出場して優勝した2012年に東京ゲームショウで開催されたアジア大会がCS1.6最後の大型大会だったのだけど、その時「eスペーツが終わってしまった」とと感じていたという話が初めて聞いたことで興味深かった。あのシーン状況を思い出すと、すごく良くわかるなあ。

歌広場淳(ゴールデンボンバー)×板橋ザンギエフ(DetonatioN Gaming)

ゴールデンボンバー歌広場淳さんと、板橋ザンギエフさんの対談インタビュー。歌広場淳さんがインタビュアーみたいな形で話が進んでいくのだけど、質問の内容がすさまじく詳しい。ブームだからとかではなくて、こういうゲームを好きで普段からやっている有名人の方が、eスポーツやゲームついて言及していただけるのは本当にありがたいし、ご本人も応援したくなる。

板橋ザンギエフさんはベテランのプロゲーマーとしてシーンを拡大させていくことについての持論が興味深かった。あとは歌広場さんにバンドの話題ふるあたりとか笑

マゴ - 理論派プレイヤーが明かした格ゲーコミュニティへの愛情 2D神と呼ばれた男の素顔

どういう経緯で格闘ゲームを始めてトッププレーヤーになったかという話がメインかな。やはり負けたくないという気持ちと、高いレベルの場所に身を置いて練習しまくるというのが上手くなるためには一番早いということがあらためてよくわかる。そういう場に入り込めるコミュニケーション能力も重要だろうか。

チーム戦大会に挑むためにメンバーが全国から一人の家に集まって、情報やテクニックの共有を行なったというインターネットが無い時代の話が面白かった。

最近はTwitterでの情報発信に力を入れられている印象があるなあ。

Abadango - 世界を見つめる男の挑戦 日本スマブラ界を牽引する男が描くビジョン

Abadangoさんを知ったのは、CS:GOでも有名だったLuminosity Gaming に日本人が加入したというニュースだったと記憶しております。

「海外に行く人が増えたら良い」「開発会社の支援なしにシーンを活性化させるために活動している大会主催者やコミュニティがもう少し報われると良い」的な話は、CS:GOのトーンもそれに近いので気持ちわかるなーという感じでした。自分達でなんとかするしかない。

Abadangoさんと有志がはじめたSmashlogというサイトや、東洋経済のインタビューも面白いですよ。

smashlog.games

toyokeizai.net

竹内ジョン - Evo Japan2017準優勝 今再注目の若手プロに迫る ゲームと共に成長を続ける20歳の若武者

Team Liquidに加入した、今後の格闘ゲーム界を背負っていく1人であろう若手の竹内ジョンさん。 全体的にプロゲーマーとしての今があるのは仲間やコミュニティあってこそというお話といえるだろうか。

月並な感想だけど、まだ若いのにすごいとしか言いようがない。自分のパートで同じくらいの年齢にやっていたことを書いてもらったけど、竹内選手ほどの行動は出来ていなかったし。プロゲーマーを目指す人へのアドバイスも必見。

MOV - 一度は頂点に立った男が再び戦い続ける理由 格闘ゲーム人生を懸けて追い求めるもの

説教された話が2回もあったのがやはり印象的(笑) そういうことを言ってもらえるか、言ってもらえないかで人生が大きく変わることもあると思うので、良い人に出会われたということなのかなと。

くつきかずや先生のパートでMOV選手の話が出てくるので、合わせてチェック。 人の話に出てくるということは、魅力がある選手に違いないという感じですね。

eSports Studio AKIBA in 十束おとは

十束おとは(フィロソフィーのダンス)さんが、eSports Studio AKIBAを体験利用、ソフマップ代表取締役渡辺武士氏にインタビューで質問するという内容。

eSports Studio AKIBAって社長がわざわざ出てくるほど力が入ったプロジェクトなんだなと。場所貸しビジネスではなく、ゲーマーにプレーしてもらったり配信してもらうための場所なのだとか。

まだ行ったことないので、秋葉原に用事がある時に寄ってみよう。

LFS 池袋 esports Arena in 堀内華央理

堀内華央理さん(バクステ神田一丁目)がLFS 池袋 esports Arena施設を体験しながら、社長の長縄実さんと対談。LFSで長縄さんに写真撮らせてくださいとお願いしたら「オレ写真いやだよ!」と言っていたけど堀内さんとの写真はうれしそうなんですが!?

堀内さんはゲーム配信積極的にされていたり、ブログも複数言語で書かれていたりですごい。好きじゃないと出来ないよなーと。

LFSは取材で行かせて頂いたけど、でまだプレーしたことないのでそのうち行きます。

くまちょむ - 尽きぬ探究心で日々進化するぷよぷよ理論

Red Bull 5Gチャンピオン・ファイナリストでぷよぷよシリーズプロゲーマーのくまちょむ選手の話は、ノートに攻略データを書きためていたという話が最高。

Wikiとか攻略本を見て答えをすぐに手に入れちゃうより、自分で試して確認した方がゲームはやはり断然楽しいので。自分もインタビューで似たようなことを話したので、こういうアプローチでゲームをしている方は共感出来るというか。

あと、シューティングゲームがぷよぷよのプレーに活きいているという話も良いなー。

NottinTV - 長いゲーム人生で培った審美眼で構築する独自の配信

プロゲーマー・ストリーマーとして活動されているNottinTVさん。 前半は苦労ししながらストリーマーとして認められていくという感動ストーリー。いまではOMEN by HPのエグゼクティブアドバイザーに就任されるほどの活躍ですごい。

後半はプロゲーマーの視点からeスポーツの現状についての話でギャップがすごい展開でしたがかなり面白かった。

eスポーツについてかなり色々と考えられているのでぜひ読んでほしいところ。

Yossy - ゲーム業界発展のため尽力する孤高のジャーナリスト

自分の話を掲載していただいたパート。カッコよい見出しを付けていただいたのですが、ゲーム業界のためではなくて自分が好きでeスポーツを楽しむためにやっている、という感じだったり。ジャーナリストというほどすごい事もしていないので恐縮です…!

内容的には、どうやってゲームに触れて、なぜサイトをやるようになり、どのような考えで運営しているのかという事を、影響を受けた方々のエピソードなどと交えてお話させていただきました。ツイート、ブログコメント等なんでも良いので感想教えてもらえるとうれしいです。最後の方に、見つけたツイートとかまとめてせいただきました。

www.negitaku.org

新井愛瞳 - アップアップガールズ(仮)

日本eスポーツリーグの主題歌を担当したアップアップガールズ(仮)新井愛瞳さんのインタビュー。 大会を見てゲーマーがアスリートさながらだと思われたそうで、出場したゲーマーの方々としてはうれしいことメントでは。 ゲームの配信もされているそうなので、ファンをゲームの世界に引き込んでいただきたい。

宇内梨沙 - TBSアナウンサー

TBSアナウンサーの 宇内梨沙インタビュー。eスポーツとどういうつながりなんだろうと思ったら、『ニュース23』の企画で『EVO JAPAN 2018』に出場されていたそう。

アナウンサーの方が「eスポーツ」のメディアの取り上げ方について意見を述べられていたのがものすごく貴重。

倉持由香 - グラビアアイドル

自分が行くeスポーツ系のイベントだと格闘ゲーム、Razer、World of Tanksなどのブースでお見かけすることが多い倉持由香さん。インタビュー内で『Tokyo Game Night』でサドンアタックをやったというエピソードが出てきて驚いた。杏野はるなさんとかが来ていたFPS会の時かな。

倉持さんの売れるための戦略・努力が紹介されている記事がすごい。 プロゲーマーとかストリーマーで売れたいという人にもかなり参考になること間違いナシ。あとグラビアアイドル仲間を呼んでのインタビュー連載も面白い。

倉持由香 - https://twitter.com/yukakuramoti

r25.jp

www.walkerplus.com

『突撃!となりのプロゲーマー』作者に逆突撃取材!くつきかずや(漫画家)

格闘ゲームを題材にしたルポ漫画などを書かれているマンガ家のくつきかずや先生。格ゲーのマンガを描こうと思って紆余曲折ありときどさんに話を聞いたら、深すぎてまず格闘ゲームの世界を勉強して知らないと描けないとわかったというエピソードが一番印象的だった。ご

自分で海外大会に取材に行かれたりして、やはりそういうのがマンガの良さに活きているのが良くわかります。最後の4コマのエピソードがすごく良い笑。

大須晶×ブンブン丸×山岸勇 - 歴史の当事者達が語るバーチャファイターヒストリー

自分のパートでも少しバーチャファイターのお話をさせていただいたのだけど、まさにその当時の話をブンブン丸さん、大須晶さん、山岸勇さんがバーチャファイターの歴史として振り返る鼎談をされていてとにかく全部面白かった。

バーチャ2ブームて、これまで日本で一番最大化されたeスポーツの事例ともいえると思うくらいすごかった。あれを超えるようなシーンにこれからなかっていくのだろうか。

このブンブンさんの動画、プレーも観客の雰囲気も最高だし、これを撮影していたのが本当に素晴らしい。

www.youtube.com

eスポーツ大学サークルコレクション

東日本・西日本の学生League of Legendsサークルのインタビュー。近畿大学と龍谷大学。自分の頃はこういうサークルなんてなかったし、雑誌でインタビューされるなんてすばらしい時代すぎる。

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