今回は『Team Fortress 2』のSoldier用の『ロケットジャンプ』スクリプトを紹介。 当たり前のことでも、書いておくと誰かの目にとまって役立つことがある、というのがインターネットのすばらしいところです。
テクがないヤツは頭使え!
『テクがないヤツは頭使え!』とは正確に原文のママではないのですが、Quake系のcfg解説サイトに書かれていた、とても印象深い言葉です。 ようは、ヘタクソでも頭を使ってスクリプトを組んで使ったら腕をカバーできるぞ、ということですね。
では、ロケットジャンプのスクリプトについて。
Soldier用のロケットジャンプスクリプト
Rocket Jumpスクリプト
//Rocket Jump alias +rocketjump "+jump;+duck;wait;+attack" alias -rocketjump "-jump;-attack;wait;wait;wait;-duck" bind mouse2 "+rocketjump"
これを、自分のconfig.cfgなどに貼り付けます。 mouse2に割り当てられるので、設定が重複しないように気をつけてください。 先日紹介した、クラスごとにcfgを分けるスクリプトを導入していれば、そのようなことを防ぐことができます。
すでに導入済みの人は、「soldier.cfg」に貼り付けましょう。
ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!
さて、導入が済んだら早速サーバーに入って実験してみましょう。 ロケットランチャーに切り替えて、バインドしたキーを押してキャラクターが飛び上がっていったら成功です。
ロケットジャンプのメリットって?
Soldierがロケットジャンプをすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか? 僕が思うに以下のような感じです。
- 長距離を高速移動できる
- 通常のキャラクタが行くことのできない高い場所に移動できる
- 混戦状態でロケジャンすることで、敵の視界から外れることが出来る。また、敵の視線を混乱させることができる
1.長距離を高速移動できる
テレポーターがない場合にロケジャンでグイグイと前に進めます。 このスクリプトを導入している場合は、後ろを向いた状態でバインドキーをおしてみてください。 すさまじい勢いで前に飛んでいきます。
2.通常のキャラクタが行くことのできない高い場所に移動できる
これは、キャンプして敵を待ち構えるときに有効。 また、cp_gravelpitのCポイントに一気にロケジャンで入るというようなことが出来るため、攻守にわたって重宝します。
3.混戦状態でロケジャンすることで、敵の視界から外れることが出来る。また、敵の視線を混乱させることができる
個人的には、これが一番の使い方です。 これをやられると、空中にいるSoldierを倒すのは容易ではありません。 空中から角度をつけて撃つことができるたれるので、遮蔽物がない場合セントリーガンもをたやすく破壊することもできます。 もちろん、他のプレーヤーも非常に攻撃がよけにくいです。
スクリプトを使うことについて
スクリプトを使うことについては、賛否両論あると思います。 個人的には、Quake出身のプレーヤーなのでcfgをカスタムしたりスクリプトを導入することについては賛成派です。
- 大会でスクリプトの使用を許可されているか?
- ゲームを著しく壊すものでないか?
個人的には、この2点をポイントに使用を決めています。 Quake3の大会ではスクリプトの導入が許可されている場合がほとんどですが、Counter-Strikeでは配布されているGUIに事前に組み込まれているもの以外は使用できません。 もし、大会に出場しないような場合は、2を考えて導入するか決めるとよいでしょう。
スクリプトはスキルをほとんど必要としなくなるため『ゆとり教育』に近いものがあります。 そういうことも手動でできるようになることも、ゲームをしていく上での楽しみといえます。
このあたりは、完全に個人の意見となるので、押し付け合いや強制をしても意味はないでしょう。
ということで、長くなりましたが今回はSoldierのロケットジャンプに関する話題でした。