世界的に活躍するプロゲームチーム Fnatic を率いる元プロゲーマーの Patrik "cArn" Sattermon氏が2014年9月18日(木)~21日(日)に開催される「東京ゲームショウ2014」のために来日します。
長い文章を読むのが苦手な方のためにまず結論
さっさとシンプルに結論を書けばいいのですが、僕はストーリー立てて説明していきたいタイプなので長文になってしまうんですね。若者の長文離れが進んでいると思われますのでとりあえず言いたいことを先に書きます(すでにもう長い)。
- 日本のCS:GOコミュニティのために色々なことをしてくれたcArnがTGS2014にやってきます
- 正直、cArnが日本の一般的なゲーマーに認知されているかといったらそうでは無いと思います
- でも、cArnは日本のゲーマーのためにいろいろなことをしてくれているのです
- cArnには、日本に来てイベントに出演して良かったと思って欲しい
- なので、CS:GO勢を中心にたくさんの人が「EIZO/MSI/SteelSeries」共同ブースでcArnに声援を送って欲しいのです
どういうことかというと、「cArnに恥をかかせるなよ!」ということです。 これがこのエントリで言いたいことの全てです。
是非、「東京ゲームショウ2014」の「EIZO/MSI/SteelSeries」共同ブースでcArnを歓迎してほしいのです。
以下は僕のポエムになります。
cArnが日本にやって来る!
Patrik "cArn" Settermon氏はプロゲームチーム Fnatic の Counter-Strike1.6部門を率いた元プロゲーマーで、今では Chief Operating Officer としてチームを統率する最高責任者となっています。
僕は2002年くらいから Counter-Strikeシーンを追いかけていまして、2004年に開催された『CPL Summer 2004』に日本から参戦した 4dimensioNを凄まじく応援していました。しかし、そのチームを見事に打ちのめしてくれたのが cArn 氏が所属する Gamers.nu だったのです。
- 4dimensioN [08-13] Gamers.nu (de_dust2)
- Tak、XrayN、KeNNy, icebeRg、paranoiax
- Calippo, cArn, dsn, Nebb, Skipper
この時は、cArn選手に特別な印象があったわけではありませんでした。 でも、4dimensioNを倒したチームということで Gamers.nu のことはとても印象的に記憶に残っています。
ちなみに、Gamers.nuの創設者は、2003年に蒲田のLEDZONEで開催された『CPL Summer 2003』に来ていたり、プロフィールアイコンが雪印のコーヒー牛乳を飲んでいる画像だったり、Counter-Strikeの初期に戦略的な要素をいち早く取り込み注目されていた Johan "vesslan" Ryman 氏が所属していたチームだったりして個人的には親しみがあるチームでした。
Fnatic vs SK Gaming 騒動
cArn氏が気になり始めたのは、世界を代表するスウェーデンのプロゲームチーム Fnatic と SK Gaming の移籍を巡る騒動です。
Fnaticで共に活動する若手の有望株 GeT_RiGhT選手とf0rest選手が、年齢を理由にcArn氏とdsn氏の追放を求めたり、Delpan選手を巡る移籍問題で大きな注目を集めました。
- SK Gaming が Delpan 選手との契約を発表、fnatic は否定のコメントをリリース | Negitaku.org e-Sports
- 雑誌『Wired Magazine』のイギリス版にプロゲームチーム FnaticMSI が登場「CARREAR GAMERS」Part 1/4 | Negitaku.org e-Sports
この結果、シーンには SK Gaming vs Fnatic というストーリーが形成され、非常に注目を集めました。僕はオッサンなので、もちろんcArn選手サイドで応援していたのですが。
cArn選手に直接お会いする
どんどん間延びしてきたのでなるべく簡略化していきますが、SteelSeriesのHiroさんのおかげで僕は2011年にcArn氏とお会いすることが出来ました。
上のエントリに書いていますが、この時はちょうどサイトの周年にあたる日だったり、cArn氏がとても素晴らしい振る舞いをする人物ということで感動したものです。日本人だらけの飲み会で知っている日本語を話して盛り上げたり、積極的に自らコミュニーケーションしていくのを見てFnaticのオーナーがcArn氏を圧倒的に評価するのがよくわかりました。
cArn氏との別れの際に、僕はヘタクソな英語で当時シーンを圧倒していた「SK Gamingを倒してくださいね」ということをお伝えしたのですが、反応はなんとも言えない感じのものでした。そのくらいに当時のSK Gamingは圧倒的だったのです。しかし、数年後にFnatic は SK Gamingを倒して ビッグタイトルを獲得することに成功しました。いわゆるワシが育てたであり、別に約束を守ってくれたと言うわけでは無いですが個人的にはとてつもなくうれしいことでした。
日本のCS:GOコミュニティのためにMSI Beat it!に参加枠を用意してくれた
2013年に、FnaitcのスポンサーであるMSI主催の『MSI Beat it! 2013』が開催されました。 本戦開催は中国ということもあり、「アジア予選をやりたいから日本で予選開催に協力してくれる人はいないかな?」ということをcArn氏と親しいNoppoさんやSteelSeriesのHiroさんを経由でお話しをいただきつつ、Facebook経由で直接ぼくにも打診してくれました。日本の予選なんて規模的に考えたらやらなくてもいいであろうものなのに、実現するためにこうしていろいろな人脈を駆使してコンタクトしてくれて非常にうれしかったものです。
- 『MSI Beat it! 2013』Counter-Strike: Global Offensive 日本・韓国・台湾予選に関するcArn氏からの質問 | Negitaku.org e-Sports
- 日本チームも出場可能な『MSI Beat it! 2013』アジア・パシフィック予選の参加登録状況 | Negitaku.org e-Sports
当時、日本のCS:GOコミュニティではZealさん(@zeal404)が主催する『GO ASAP』シリーズなどがメインになっていたので予選開催について相談してみたところ快く引き受けて下さいました。
Zealさんは韓国や中国などの予選オーガナイザーとSkypeのグループで英語でやりとりしつつ、日本の参加勢ともコミュニケーションして獅子奮迅(使ってみたかった)の活躍でアジア予選を日本代表として取り仕切ってくれました。当時のSkypeチャットのログを全部貼りたいくらいに素晴らしい仕事だったと思うほどです。いまさらながらですがこの場を借りて御礼を言わせてください。
「TGS2014」の「EIZO/MSI/SteelSeries」共同ブースへ行こう!
とりあえず、『東京ゲームショウ2014』に行く予定がある人は、ぜひとも「EIZO/MSI/SteelSeries」共同ブースへ行って欲しいのです。cArnが出演するイベントにはたくさんの人が足を運んで、超絶満員で迎えてあげて欲しい。日本からも、世界を舞台に活躍する『Alliance of Valiant Arms』のトップチーム DeToNatorやGalacticが出演することになっているので、合わせて応援していただきたいなーという感じのアレです。
こんなことを書いたのですが、僕自身はいろいろな都合があり9/19しか会場に行けませんが…。ということで日本コミュニティに是非とも応援していただきたいです。
以上、ポエムなエントリですがよろしくお願いいたします。