League of Legends国際大会『Mid Season Invitational 2018』に日本代表として出場PENTAGRAM所属のPaz選手が、残念ながら1勝5敗でグループステージ敗退。
その後、に自身のストリーミング配信にて世界大会を終えての感想を語りました。 この配信を見たnegi氏が、Paz選手本人の許可を得て書き起こしテキストを公開。
それを読んだ日本Counter-StrikeのレジェンドNoppo氏が、自身の世界大会出場経験を元にしたツイートを行ないました。
このエントリは、一連のSNS投稿をまとめたものです。
Pazさん(@Pazloll )に許可をいただいて、1ファンながら昨晩の配信の一部を文字起こしました。LJL優勝、MSI敗退で思ったこと、日本に足りてないものなど。本人は「恥ずかしい」とすぐに録画を消されてしまっていたのですが、このまま埋もれるのはあまりにもったいないと思い。https://t.co/sgEAKrBZs2
— negi (@ryonickk) 2018年5月9日
非常に貴重な書き起こし。ゲームは違えど、理解できます。プロゲーマー目指している人は必読。 https://t.co/IKKkVGwuer
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
Paz選手
PENTAGRAM top laner desu. DM開放してるので何か御用がある方は御連絡お願いします。 SN:PAZ123 #よしあきを守ろう Follow @Pazloll
Noppo氏
元FPSプロゲーマー。日本代表として世界大会5回出場、Asia Esports Cup 2012優勝。スウェーデンにゲーム留学、台湾5年。現在NVIDIAで働いています。※ツイートは全て個人的な意見です。Counter-Strike 1.6 / CS:GO Follow @noppo_cs
Noppo氏のツイートまとめ
元々5人のゲーム理解度が相手より低ければ、勝つのは難しい。判断速度の差で勝敗が決まる。僅か0.1秒の差。その差を埋めるには予め幾つか対応策を用意し、言葉を介さなくても出来るようにならなければいけない。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
これまた難しいのが考えられる対応策なんて限られていて、その時どう柔軟に、正確に、スピーディに対応できるかが大事なってくる。その正しい判断はゲーム理解度が高ければ高いほどより正確になる。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
沢山練った戦術など既に見通されている。それはトップと戦う最低限のライン。むしろその戦術を使用させてくれない。ガチガチに固めた作戦など通用しない。一手ごとに相手を詰めていく感覚で、危険区域とされているところを連携で打破していく必要がある。序盤は5人全員で打破しては駄目。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
何故ならばその隙に他の陣地を取られてしまうから。なので書かれている通り、最低ゲーム理解度が高い選手が2人必要。CSもLoLもマップは大きく、1人でカバー出来る範囲は限られている。2人いれば、逆サイドを突かれてもまだ対応できる。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
世界大会に出場した時、日本では完璧に決まっていた作戦を一切実行出来なかった。作戦体制に入る前に人数を削られる。人数が削られ、作戦が出来なくなってそのまま敗北。作戦よりも、人数を減らさない事、誰か欠けても出来る連携を用意する事で戦えるようになった。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
サッカーで言えばハーフラインを越える前にボールを奪われてしまう。いくらゴール前で出来る作戦を練習しても、そこまで到達できなければ意味はない。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
世界大会で経験してきたことを伝えるのってすごく勇気がいるけど、次の世代に繋がるとても大事なこと。勝ちより負けから学べることのほうが多いし、それをこういった形でシェアしてくれたことはとても素晴らしいですね。本気じゃないとここまで考えない。
— Noppo (@noppo_cs) 2018年5月10日
サッカーの例えは非常にわかりやすいですね。 このような、世界大会経験者しかわからない情報が公開されるというのは非常に貴重です。
そういった情報が一般的に公開されれば、みんながその情報を共有できるのがインターネットの良いところ。
こういったものは、なるべくまとまったログとして残っている方が良いのでまとめてみた次第です。